歯並びが悪いと顎の関節が悪くなりますか?
顎関節症は、たくさんの原因が重なりあって生じると考えられています。その主な原因として、1.かみ合わせの異常、2.生まれ持った顎や顔のゆがみ・顎の関節(下顎頭)の成長不全、3.歯ぎしり・くいしばり等の癖、4.精神的なストレスの4つがあげられています。つまり、この4つの原因が日常生活の中で重なって生じると顎関節症になる場合があります。
ですから、かみ合わせに問題がある人でも、歯ぎしりやストレスのない生活を送っている場合は、顎関節症にならないことが多いですし、逆に顎関節症の人のかみ合わせを矯正治療で治しても、歯ぎしりやストレスがなくならなければ顎関節症は治らないこともああります。
しかし、矯正治療で歯並びを良くすることが、結果として顎関節症になりにくくする効果はあると思われます。